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スーパーキャリイのカスタムを安くDIYする方法7選・簡単な車両の紹介も

スーパ^キャリイ 作業する

スーパーキャリイのカスタムを安くDIYする方法があったら知りたいと思いませんか?
スーパーキャリイとはスズキ自動車の軽トラの一種であり、特徴的なのが荷台を短くしてキャビンを拡大した点にあります。

近頃は、実用一辺倒から転じて軽トラ自体をカスタムすることが流行っており、軽トラ向けカスタムパーツも多く市販されています。

本記事では市販パーツを購入してのカスタムから自らDIYを行ってオリジナルカスタムを施す方法を紹介しています。

スーパーキャリイって何?

スーパーキャリイって何?

スーパーキャリイとはスズキ自動車の軽トラックのモデル名で、キャリイシリーズに追加される形で初代が2018年5月に発表されました。

今までの荷台の広さや運搬車両としての使い勝手を重視するモデルから、荷台の広さを犠牲にしてキャビンの居住性を重視した処が今までのモデルにない特徴となっています。

これに関しては一長一短があり批判的な意見も一部にありますが、ユーザーにとって選択肢が増えた点ではスズキの英断に拍手を送りたいと思います。

実用で使うのは勿論ですが趣味や日常遣いで購入する人が多い様で、サイト管理人も2020年2月に初代モデルを20年乗った趣味車のダイハツハイゼットの代わりとして購入しました。

主な使用用途は日常の足代わりがほとんどで、時に地域のイベント手伝いとか、趣味のスクーターレストアの時のトランポとして使っいます。

当時は、グレード2種(X、L)に駆動方式2種(2WD、4WD)とミッションタイプ3種(3AT、5MT、5AGS(但しグレードLには設定なし))の組み合わせがありました。

現在はマイナーチェンジが進み、ミッションが4AT化されたり、デュアルカメラブレーキサポートやオートライトシステムが搭載されています。

購入車輛の簡単な紹介

購入車両の簡単な紹介

サイト管理人が選んだのは、グレードXで4WDの5MTとなります。
追加オプションや付属品は一切なしの上に、初代モデルなのでデュアルカメラブレーキサポートやESP(横滑り防止機能)も装備されていません。

そうは云ってもさすがに

  •  電波式キーレスエントリー
  •  パワーウィンドー
  •  ハロゲンフォグランプ

を後付けする気にはなれなかったので、これらを標準装備するグレードXを選びました。
また雪国(信州)でもあるので、4WDは必須です。

ホイールもノーマル、普段は近場しか走らないのでナビはなし(必要な時なiPad miniで代用)。
使ってナンボの車と思っていますので、結構傷も増えました。

グレードXの5MT4WDで特徴的なのは、デフロック(リアのみ)とHi-Loの2段切り替え式パートタイム4WDかと思います。
普段遣いではほぼ不要ですが、ちょっとしたぬかるんだ坂道や下腹をするくらいの深雪道を走るとなるとその真価が発揮されます。

この辺は、別途使用レポートをお届けする予定です。

カスタム7選とは

カスタム7選とは

本記事で紹介するカスタム7選とは以下になります。
「安くDIYする」と云っても「100均商品を買って数分でDIY終了」ってのは無く、それなりの値段の物とそれなりの作業時間を費やします。

ですが、この記事を読めば割と簡単に出来るというものを集めています。

  • ワイドサイドバイザー取り付け:社外品のドアバイザー取り付け
  • メッシュパネル追加:鳥居にラックを兼ねた防護柵を設置
  • 自作サイドキャビンパネルラック:キャビン内の両サイドに設置
  • フォグランプの2色LED化:ハロゲンバルブから市販の2色LEDタイプに交換
  • 自作リアマッドフラップ追加:大き目のフラップを自作して標準品と交換
  • リアキャビンの照明追加:市販の白色テープLEDネオンタイプを追加
  • タコメーター追加:ダッシュボードセンターにパルス式回転計を追加

カスタムDIYそれぞれの詳細

DIYにあたり手配したパーツと作業内容、使用感をそれぞれ個別に紹介します。
パーツ手配の場合は概ねの購入価格を、そして作業に関しては特殊な必要な工具と作業時間を、それに合わせて作業難易度(私見です)を挙げておきます。

掲載した順序ですが、作業難易度の簡単なものから難しいものへの並びとしています。

ワイドサイドバイザー取り付け

ワイドサイドバイザー取り付け
  • 作業難易度:低
  • 目安作業時間:30分
  • 概算費用:1~2万円(取り付けるバイザーの種類による)
  • 必要特殊工具:特になし
  • メリット:雨の日でも窓を半分位開けられる
  • デメリット:特になし

具体DIY作業

取り付ける面の清掃をしてバイザーの粘着テープを剥がして貼るだけ(製品付属説明書どおり)

DIYと云うほどのものではないかもしれません。
単に購入して付けただけですから。
但し、車輛購入時に定例付属品として選びがちなサイドバイザー(大体フロアマットとセットになっている)を購入しなかったことのメリットにもつながっています。

もし付属品として選んでいたら、純正品の取り外し作業と清掃が発生、それに純正品の処分をどうするかという問題が出ます。

そして実際に購入したものはこちら。
マッドファクトリーのビッグワイドバイザーDA16-BIG-DS
https://item.rakuten.co.jp/mudfactory-co/da16-big-ds/

メッシュパネル追加

メッシュパネル追加
  • 作業難易度:低
  • 目安作業時間:30分
  • 概算費用:1万円前後
  • 必要特殊工具:ワイヤーカッター(カットする場合)
  • メリット:リアガラスの保護強化と鳥居をラックとして使用可
  • デメリット:リアガラスを外から拭き掃除しにくい、鳥居付近をスッキリしたい人には不向き

具体DIY作業

鳥居の大きさに合わせてメッシュパネルをカットするか、そのままなら結束バンドで固定するだけです。
今回は中古で手に入れたガード用メッシュパネル(ピッチ5cm、線径3mm)を縦93cm幅100cmにカットしています。

具体DIY作業

メッシュパネルとは、間隔が大きい網目状の板で屋内ではキッチンや洗面所周りで収納ラックとしてよく使われる他、外構ではフェンスに、工場などでは通気性を確保しながらの安全カバーとして使われることが多いかと思います。

時々、軽トラのリアガラスのキャビン内で使っているのを見かけますが、ここでは鳥居側(外側)に使います。

自作サイドキャビンパネルラック

自作サイドキャビンパネルラック
  • 作業難易度:低
  • 目安作業時間:1時間
  • 概算費用:1000円前後
  • 必要特殊工具:ワイヤーカッター(カットする場合)
  • メリット:リアキャビンに収納が増える
  • デメリット:特になし

具体DIY作業

M6P1.0の長さ55mmのボルトを用意し、あらかじめ車体側の穴に固定します(4本)。

具体DIY作業

そのボルトを支点にしてメッシュパネルを固定するだけです。
前述の鳥居用のあまりを縦57cm、幅31cmにカットしました。
S字フックなどを利用してちょっとした小物を引っ掛けるのに重宝します。

フォグランプの2色LED化

フォグランプの2色LED化
  • 作業難易度:低
  • 目安作業時間:2時間(光軸調整含む)
  • 概算費用:5千~3万円(取り付けるLEDバルブの種類による)
  • 必要特殊工具:特になし
  • メリット:明るい、手元で2色切替えできる
  • デメリット:特になし

具体DIY作業

グレードXにはマルチリフレクターのフォグランプが標準装備されていますが、薄暮及び雨天時では有難みをあまり感じなかったのでLEDタイプかつ2色切替え(ホワイト/イエロー)のバルブに入れ替えてみました。

具体DIY作用

純正はH16なので適合するバルブを選び、交換自体は簡単にできます。
但し、LEDバルブによっては中間ユニットがあるものがありますので(今回もそう)、それを適当な位置に固定する事も必要です。

注意事項としてはこのバルブのホワイト色とイエロー色では、配光範囲、特に上下方向が大きく異なるので、実際の照射範囲を確認して対向車に眩惑を与えないように調整することが必要です。

取り付け以後は快適性が向上しました。
夕暮れや雨天時など、状況に応じて色を瞬時に切替えできるので重宝しています。

実際に購入したものはこちら。
レーシングギアのツインカラー切替LEDフォグバルブH8/H11/16、RGH-P551
https://item.rakuten.co.jp/auc-yabumoto/rgh-p551-01/

自作マッドフラップ追加

自作マッドフラップ追加
  • 作業難易度:中
  • 目安作業時間:2時間
  • 概算費用:1000円位
  • 必要特殊工具:特になし
  • メリット:見栄えがいい上に、ボディ下側への泥はねも減った
  • デメリット:なし

具体DIY作業

リアタイヤハウスには標準でマッドフラップが装備されています。
ですが、タイヤハウスの後ろ側しかありません。
それに小ぶりなので未舗装路を走ると跳ねた泥がタイヤハウス後ろ側の荷台下側にこびりついていたりします。
幸いにも、タイヤハウス前側にも丁度マッドフラップを取りつけ出来る穴が開いているので後ろ側の標準装備のマッドフラップを移動し、ここに新たに自作したマッドフラップを付けることにしました。

標準フラップを前に移動

マッドフラップは市販のものでもいいですが、材料さえ揃えば安く出来るので自分でDIYしています。
実際に作った寸法はこちら。

自作フラップ製作図面

更に風によるバタつきや雪のこびりつき、タイヤへの巻き込み防止のために重りと吊り下げの針金も追加します。

自作したフラップ

完成状態はこちら。
フラップは車体横幅ハミダシぎりぎりのサイズに仕上げています。

完成写真

実際に購入したものはこちら。
モノタロウの泥除けトラック用(赤、サイズ500mmx600mmx2mm)
https://www.monotaro.com/g/04027666/

リアキャビンの照明追加

リアキャビンの照明追加
  • 作業難易度:中
  • 目安作業時間:3時間
  • 概算費用:2000円位
  • 必要特殊工具:半田コテ及びカシメ工具(無くても可能)
  • メリット:兎に角、明るい
  • デメリット:少々作業が面倒(特に天井ライナー)

具体DIY作業

用意した白色テープLEDネオンタイプを天井ライナーと後ろ側壁の隙間に挟みこみます。
実際には天井裏に配線を通すために天井ライナーを一部めくることが必要です。

配線はリアキャビン用室内灯に並列接続となるようにつなぎます。
下の右下写真で青線と赤線がその部分です。

具体DIY作業

スーパーキャリイのキャビンにはルームライトが2つ装備されています。
バックミラー付近とリアキャビンの照明用です。

もちろん無いよりはマシなのですが結構暗いのです。特にリアキャビン側が。
しかし、これで解消です。

実際に購入したものはこちら。
秋月電子通商のテープLED白色(ネオンタイプ、ネオンライト)M-18144
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-18144/

タコメーター追加

タコメーター追加
  • 作業難易度:高
  • 作業時間目安:3時間
  • 概算費用改造:5千~3万円(取り付けるメーターの種類による)
  • 特殊必要工具:カシメ工具
  • メリット:回転数リミット(7200rpm付近)が目でわかる
  • デメリット:タコメーターの種類により配線方法が異なる上に判りずらい

具体DIY作業

かなり前から市販車両にはOBDという故障診断用の信号を取り出せるカプラーが装備されています。
大体は運転席の下側にあり、それを利用した社外メーター(回転、水温、過給圧など)が最近はほとんどかと思います。

以前乗っていたダイハツハイゼットでは、社外タコメーターを車両側OBDカプラーに接続するだけで正常に動作しましたが、スズキ車はどうもOBDの信号線配置が特殊らしく、そのままでは動作しませんでした。

今回は、そのダイハツハイゼットに取り付けていたタコメーターをそのままスーパーキャリイに移植する方法です。
このタコメーターはパルス信号を取り込むタイプですので、同じ方式なら他のメーカー品でも同様に作業可能と思います。

タコメーターをセンターコンソール上に固定したので、配線を通すためにセンターコンソールを外します。
メーター電源(BATとGND)はOBDコネクターから、パルス信号は電動パワステユニットから取り出します。

パルス信号取り出し場所

タコメーター配線の中からパルス信号ラインを引き出しこれを電動パワステユニットの茶色線とつなぎます。

他は車体側OBDカプラーに繋ぐだけでOK。
余った線を養生したらり、開けたカバーを元通り閉じれば作業終了です。

タコメーター配線詳細

タコメーターがあると、ちょっと上級グレードらしく感じるのは自分だけでしょうか。
それでもあるとちょくちょく気になります。

実際に購入したものはこちら。
pivotのPROGAUGE、PT5-W
https://pivotjp.com/product/progauge/

スーパーキャリイの安くカスタムを安くDIYする方法7選まとめ

参考になりましたでしょうか?
数年前から軽トラをカスタムすることが珍しくなくなり、個人で楽しむ他に専用で行う業者さんも出てきました。

更に軽トラ用のカスタムパーツを増えてきており、愛用者としてはうれしい限りです。
今回は見栄えよりもどちらかというと実用的なカスタムを挙げてみました。

いずれもちょっとしたズク(長野県一部での方言=手間とか決意の意)と小遣い程度の金額で出来る内容ですので、この記事を参考にトライされてみるのもいいかもしれません。

今後もちょっとしたカスタムネタを挙げていきます。

軽トラ向けのロードバイク用サイクルキャリアを自作する方法はこちら
軽トラ向けロードバイク用サイクルキャリアを自作する方法

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