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軽トラ向けロードバイク用サイクルキャリアを自作する方法

キャリア全体 作業する

軽トラの荷台にロードバイクそのまま載せるのはありきたりで面白くない。
軽トラ用にロードバイクを自慢できるキャリアは無いものかと探しましたが、市販ではありませんでした。
軽トラ向けロードバイク用サイクルキャリアがあったらいいなと思いませんか?
それならばと自作してみたのが、ここで紹介する内容です。

自宅から常に自走という訳にもいかないので、お気に入りポイントまでの移動&現地ライドでは、荷台に手軽にロードバイクを載せられるので軽トラを使っていました。
ただ、回を重ねるうちにいろいろと不満が出てきます。

  • ロードバイク自体が安定しない
  • 荷台スペースを占有し、他のものを載せづらい
  • 載せ方がダサい(^^;)

 折角なら専用のサイクルキャリアで多少なりとも「ロードバイクやっているよ」位は他車にアピールしたいというのが自作をしたきっかけです。

軽トラ向けロードバイク用サイクルキャリアとは

まずは完成状態をご覧ください。シルバーのフレーム状のものが今回の自作品です。

軽トラ向けロードバイク用サイクルキャリアとは

前述の欠点を補いつつ、かつ以下をポイントにしています。

  • キャリア自体は工具を使わずに車輛への着脱ができること(ロードバイク以外を載せるときすぐに取り外し出来る様に)
  • なるべく軽量、丈夫な作りでかつ組立が容易なこと
  • なるべく安く早く作れること
  • 不要になった時にも容易に分解出来、材料は再利用可能なこと
  • 出来れば他車からの見映えがいいこと

キャリアの大きさは、幅55cm、高さ70cm、奥行き53cm(いずれも最大)で重さは3.3kgです。

キャリア大きさ

ロードバイクをセットした状態です。

ロードバイクをセットした状態

それでは、詳細を観ていきましょう。

車輛側の準備

ベース車両はスズキのスーパーキャリーです。完全に趣味用で一人乗りの車です。軽トラであれば普通のキャリーでもダイハツ車でもホンダ車でも問題無いかと思います。

車両側の準備

車輛と自作キャリア以外に用意したものがあります。
それが鳥居(軽トラのキャビン後方にあるリアウィンドウ保護を兼ねた長尺物を載せるときのガード)に設けたスチール製のメッシュパネルです。

メッシュパネル

キッチンや洗面所で使われる家庭用のものと基本的には同じ作りですが、サイト管理人ガナが用意したものは、工場などで安全柵として使われる更に丈夫で大きいものです。
これを鳥居の大きさにカットし、結束バンドで止めています。

メッシュパネル固定方法

別に無くてもロードバイク用サイクルキャリア自体は固定出来るかと思いますが、サイクルキャリアやロードバイクのそれぞれの固定の自由度が上がるので重宝しています。
ただ、唯一の欠点はリアウィンドウの掃除がしずらいことでしょうか

必要な材料と工具類

製作に必要な材料と使用工具について特に必要なものについて紹介します。
長さを計るメジャーや精密に水平垂直を確認する水準器などは除外してあります。

必要な材料と工具類

材料について

材料はなるべく地元で手に入るものを優先しました。
候補の一つに木材も考えましたが、以下の理由で却下しました。

  • 固い木材を使えば軽い上に強度も保てるが、加工が大変(家具に近い製作だがそんなスキルはない)
  • 安く加工が楽な材料を使おうとすると、結果重く大きくなりそう
  • 素では痛みが早い(やがて朽ちる)ので、しっかりと塗装が必要(手間が増える)

 そこで地元のホームセンターを物色した処、丁度いいものがありました。
(写真)

SUS社、GFUNシリーズ(組み立て式アルミフレーム群)

メーカーがいろいろと長所をアピールしていますが、管理人が惹かれたポイントは以下です。

  • 材質(アルミ)と形状(縦リブの入った棒状)から加工の容易さ、軽さと耐久性
  • 専用連結パーツで工具一本で組立可能

元々は工場内のラックや架台製作用に工業製品として売り出していましたが、今はホームセンターや通販で個人でも気軽に入手できるようになりました。
メーカーサイトでは数々のユーザー製作事例が紹介されており、創作次第ではかなり凝ったものが出来そうです。
が、カスタム要素が強いと(パーツが多くなるので)それなりのコストもが掛かりそうです。

但し一点注意が必要です。
メーカーでは車用途への使用を推奨していないようなので、使用に関しては完全に自己責任でお願いします。
特にネジの緩みによる分解の畏れが考えられますが、この辺は実際に組立するときに増し締めと緩み止め剤の併用で防止できるかと思います。

 今回使用したものは、以下となります。

材料について
  • アルミフレーム:Nフレームを320cm(長さ総計、切り代含む)
  • アルミフレーム連結パーツ:マルチコネクターインナー9個、ポイントコネクター7個
  • キャップ9個

工具について

必要な工具で特殊のものは多くありませんが、アルミフレームを切断するのに電動サンダーと切断砥石があると作業が捗ります。

工具について
  • 切断用に:金切りノコまたは電動サンダー、鉄やすり(バリ取りに)
  • 組立用に:六角レンチNo.5、ネジの緩み防止剤

加工と組み立て

パイプは必要なサイズに合わせカットしますが、切断後は切断面をやすり棒でバリ取り仕上げします。
切断面のバリがあると組立時に連結できません。

加工と組み立て


連結には連結部品の六角穴付きボルトをレンチで締め付けるだけでOKです。

パイプの組立

この時、水平・垂直を意識すると、きれいな形に仕上がります。

パイプの接続

あと、ロードバイクのフレーム傷対策に中古のタイヤを切ったものを保護材をして充ててあります。

ロードバイク保護材

軽トラ向けロードバイク用サイクルキャリアの自作まとめ

いかがでしたでしょうか?
最近では、普段遣いだけでなく趣味の道具・トランポとして軽トラを使う方も増えてきました。
今回は、軽トラ向けの、それもロードバイクに拘ったサイクルキャリアを自作してみました。

  • 大きさ・重さ:幅55cm、奥行き53cm、高さ70cm(いずれも最大)、3.3kg(保護材含む)
  • 材料費:約7000円(税込)
  • 製作時間:加工3時間、組み立て1時間
  • 特徴:軽トラへの着脱容易、リサイクル可能

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