今年も台風シーズンを迎え、既に各地で甚大な被害が発生しています。
台風に備えて防災グッズを用意されている家庭も多いかと思います。
今回のウリはズバリ「防災専用品ではないが、防災に役立つ普通にホームセンターで手に入るおすすめグッズ」です。
ホームセンターに行くと防災品コーナーなどに防災専用品が並べられていますが、毎回の台風直撃地域で売り切れてしまう一般商品が必ず何点かあります。
普段はあまり必要としない物もありますが、実際にサイト管理人が被災した経験から台風に備えて防災グッズおすすめ7選をお伝えします。
ブルーシート
あらためて説明するまでもありませんが、合成樹脂製の青いシートです。大きさと生地の厚さで値段もまちまちです。
選定する基準
面積はなるべく大きい物(大は小を兼ねる)、そして丈夫さ(生地の厚さ)にランクがあるので丈夫なものを選びます。最低でも1枚。
理由と用途
台風の場合、猛烈な風により「屋根瓦が飛ばされる」、「庇が壊れる」、風により飛んできたもので「サッシガラスが割れる」など、建物に影響が出るケースも多々発生します。
特にそれが住宅となると壊れた部分から風と共に大量の雨が室内に侵入し、台風通過後もその影響が大きいことも見逃せません。
床上や床下浸水は被害が広範に渡るので被害の悲惨さを目にする機会も多いですが、天井からの浸水で建物はおろか家財道具をダメにしてしまうケースも少なからず発生し、個人レベルでは床上浸水とそう変わらない被害となり得ます。
そうなったときになるべく早くシートで覆ってしまうのが有効です。
他にも一時的に外に出した家財道具の保護や日よけ、風よけなどにも使えます。
特に一戸建て住宅の方は、一枚持っていても損はないでしょう。
災害時だけでなくレジャーシート代用などで日常遣いも出来ます。
ロープ
別名トラックロープと呼ばれるものです。
材質は綿、合成繊維などで材質により水に強いもの、熱に強いものがあります。
長さと太さ、材質で値段もまちまちです。
選定する基準
防水性の高い合成繊維のもので、直径9~12mmで長さ10~20mを2~3本がお薦めです。
太くて長いものは丈夫で大物に使うのには適していますが、
- まとめた時に重い
- 絡むと解くのに苦労する
というデメリットもあります。
理由と用途
前に述べた覆いに使ったブルーシートを固定したり、建物の倒壊を一時的に防いだりといろいろと用途があります。
安価なビニル紐でも代用できますが、耐久性が無いので応急的と割り切った方が良いでしょう。
養生テープ
見た目はテープ巻きされたガムテープ、クラフトテープに似ていますが、粘着力が弱く、手で簡単にちぎり易いのが特徴です。
薄い緑色のもの、ピンク色のものがあります。
理由と用途
不要になった時に剥がしやすい、テープ糊が相手に残り難いことから一時的な固定や強度補強、サッシガラスの強度アップ及び破損時のガラス破片飛散防止に使います。
他には油性マジックと併せて一時的なポストイット的な使い方にも利用できます。
但し、たっぷりと水を含んだところでは粘着が弱いので濡れる前に貼るのポイントです。
ビニル袋
特に説明するまでもありませんが、市販のゴミ用袋に代表されるものです。
選定基準
あらためて購入しなくても家庭にある市町村指定のゴミ袋等でも構いません。
新たに用意するとしたらコンビニ配布の薄手のポリエチレン製ではなく作りの丈夫な厚手のもので、大きさは30cm四方~90cm四方(45cm、75cmなど)の数種をお勧めします。
理由と用途
ビニル袋ほど応用の利く防災グッズはないかもしれません。
ただし、引っ張った位では裂けない丈夫なもので、大きさも数種あった方が次の使用例からも都合が良いです。
使用例
・長靴:靴を履く前にビニル袋を履いて、その上を養生テープで巻く(30㎝四方のもの)
・雨カッパ:頭が出るところに穴を開けて頭から被る(90cm四方のもの)
・濡れては困る備品の貯蔵
・給水タンク:漏れ防止で2重にして約10~15L(90㎝四方のもの)
・浮き袋:空気をため口を縛る
・枕:空気をため口を縛る
・簡易トイレ:バケツなどと併用して
土のう袋
土のうを作るための袋で大体10枚セットで小売りされているかと思います。
用途
もちろん土のう作りのために使うかと思いますが、溜まった土砂を運びだすときにも使えます。
一時搬出で運び出した先で、再度人手で移動するときには土砂集めの手間が省けます。
スマホ充電用乾電池ケース
今や総人口スマホ時代と云っても過言では無い位、必需品になっているスマホですが、災害時に如何に電源を確保するのかが課題かと思います。
既に他の電源(モバイルバッテリーなど)を確保済みであっても、単三電池があればスマホ充電が出来るので予備の予備的に持っておくと安心感が増します。
コンビニでも単三電池+タイプ別USBケーブル税込みで1500~2000円位で手に入ります。
キッチンペーパー
何処の家庭にもまとめ買いして少なくとも2~3本はあるかと思います。
選定基準
出来るなら値段高めでも少々紙質の良いものが防災時には便利です。
1ロールをストックで持っていても日々のローリング使いができます。
用途
普段と同じように使える上に、丈夫な紙質のものは濡れても乾かせばしっかり使えるのでトイレットペーパーやティッシュペーパーよりも応用範囲は広いです。
こんな時に
- いろいろな汚れ拭き(タオル代用や使い捨て手拭き)
- トイレペーパー代用(簡易トイレと併せて、使う時は固いのでよく揉むか少々濡らして)
台風に備える防災グッズおすすめ7選まとめ
いかがですか?
台風に備える防災グッズおすすめ7選を、防災専用品で無いもので普通にホームセンターで手に入るものを挙げてみました。
いずれもサイト管理人自身が被災を経験し、かつ実際にいずれもの台風直撃地域ですぐに売り切れとなってしまう商品の様ですので、事前に用意しておくことをお勧めします。